スケジュール的に今年最後の徒然日記。何とも気忙しい年末を送っています。『軍師官兵衛』の総評記事は書きあげたものの、同じく年末恒例のベスト10記事が書きかけのまま。特にラズベリー賞が混戦を極めており、どれを受賞させたらいいものやら、頭を抱えております。作品ではなく、キャラクターで選ぶと『ハピネスチャージプリキュア』のブルーしかあり得ないでしょう。どう考えても全部アイツが悪い。もう、悪堕ちした誠司を助けるための犠牲になるしか許される方途はないと思う。勿論、本編そのものは先週今週と非常に濃厚な内容でしたが、一方で『サイレントメビウス』みたいに現役主人公が闇落ちするほうが見たいとも思った。妖精の中の人的にも。相変わらず、どうしょうもない話から始まった徒然日記。今回の話題は3つ。
1.年末スケジュール
まずはリアル方面。ここ数年、年末は欠かさず上京していましたが、今年は諸事情で地元を離れられません。昨年は蒼々オフは元より、ふるゆきさんや穂積さんともお会いして楽しい時間を過ごせたのになぁ。特に穂積さんは戦闘勇者さんとも意気投合しておられたので、是非、蒼々オフにお誘いしてみたいと思っていた分、本当に残念です。申し訳ありません。それと、今年こそ、昨年お会いしそびれたトム・ジョードさんとも接点を持ちたかったですね。『修羅の門』も一段落したので、是非、直にお会いして色々とトークバトルをしたかった。もしも、次の機会がありましたら、宜しくお願い致します。
次にブログ方面。冒頭で記したように年末好例の大河総評とベスト10を予定しています。ベスト10は鋭意執筆中ですが、以前書いたように大河総評は既に完成しておりますので、時期が来たらすぐにでもUP可能。先程、公式HPで予告を見ましたが……これは最終回を待たずに発表しても全く問題ないと思いました。そのくらい、何から何まで想定内の予告内容。主人公夫婦が生き延びた鶴姫に刺されて死ぬくらいのサプライズがないと見る気も起きないよね。万一、最終回で神大河に化ける可能性があると困るので、現時点での掲載は控えますが、まぁ、そんな心配も無用だとも確信しているので、感想記事は放送終了直後にUPすることにします。
『軍師官兵衛』総評は12月21日(日)午後9時にUP予定。
予告したようにキャラクターワースト10も掲載します。こちらも今年の私的ラズベリー賞に劣らぬ激戦ぶりでした。嬉しくも何ともありませんが。
2.『SONG TO SOUL』簡易感想
今、日本で放送されている音楽番組で唯一、見ているのがこれ。先回の題材は『アメイジング・グレイス』でしたが、非常に面白かった。『アメイジング・グレイス』は私の人生の中で『ホテル・カリフォルニア』と並ぶ二大フェイバリット・ソング。終わりなき頽廃がテーマの『ホテル・カリフォルニア』と、罪と罰と許しの詩である『アメイジング・グレイス』が同列という段階で私の趣味もどうかしているな。
多くのアーティストに歌われてきた『アメイジング・グレイス』は歌い手が背負ったもの、育ってきた環境が大きく影響する曲です。そも、ゴスペルソングとは神と人との架け橋だと思うのですが、或る人が唄うと天から神が歌声に応じて舞い降りるようでもあり、別の人が唄うと人間の力で天界の床に風穴をブチ開けるようでもある。讃美歌系につきものの堅苦しさとは無縁の柔軟性がありますね。メロディそのものも様々な様式で口遊まれてきたので、柔軟性の高さは当然といえば当然とはいえ、あの『朝日のあたる家』のメロディラインで唄われていたというのは驚きでした。まぁ、私も『聖者の行進』のメロディで『アメイジング・グレイス』を唄えるんじゃないかとか考えたことがあるので、それ程に驚く話ではないのかも知れません。ちなみに今日の『アメイジング・グレイス』のメロディラインの原型はスコットランド移民の多く住まう地域が発祥だとか。確かにバグパイプの音色と相性よさそう。
それにしても、ゴスペルソングが現代でも燦然たる価値を有して、最前線の歌い手に口遊まれている西洋事情を見るにつけ、日本では何故にそうした土壌が生まれなかったのかが不思議。宗教歌を受け入れる素地がないのかなぁ。日本の宗教の最大多数派である仏教は『ハレ』の行事に向かないのは判りますが、神道の祝詞がヒットチャートを席巻したという話も聞かないしなぁ。八百万の神、或いは万物に仏が宿るといわれるワリには、日本人と宗教とは意外と疎遠な関係なのかも知れません。
そんなことを考えながら楽しんだ上記の番組ですが、最大のオチは次回予告。ジュディ・コリンズによる『アメイジング・グレイス』の余韻も冷めやらぬうちに『ロックン・ロール・オールナイト』を演奏するキッスの映像が画面に出た時はガチで噴いた。こんなん笑うに決まっているだろ。
3.解禁日
大凡の結果が出たので選挙の話も一つ。
何はともあれ、デューク・トウゴウの言葉を借りると国民が選んだ結果です。選挙制度のアリヨウについて、今更のようにあーだこーだと文句をつけるのはやめましょう。『直近の民意』も『多数決と数の暴力は違う』も正論には違いありませんが、それらを手前勝手な都合で使い分けるのは言語道断です。ネットの普及で既存のマスコミの価値にも変化が求められている昨今。プロで構成されている(筈の)既存のマスコミが、アマチュアの知の集合体であるネットに勝るものは地道な調査に基く信頼性を措いて他にありません。
取り敢えずは範馬勇次郎の言葉を胸に刻んでおくべきでしょう。
尤も、報道される側にも問題がなかったかといわれれば否ですね。私も投票の参考にするために様々な党の演説動画を見ましたが、少なくとも、特○という、今回の国政とは直接関係のない話題をヒキアイに出したり、特定の集合体に対する敵意を露わにして、有権者のナショナリズムを煽った党があったのは事実です。自分が特○したワケでもないに、それを己の選挙戦を有利に導くために用いる姿勢は、ノーベル平和賞を自薦した日本の某団体のメンタリティとベクトルの違いこそあれ、本質の点で何の変わりもありません。プロの政治家であれば、自分の政策と言葉で勝負しましょう。況や、ナショナリズムという理性で沈静化できない感情を煽りたてるのは、一政治家、一政党が責任を負える範囲を超える災禍を招く可能性を無視した言動ということを自覚するべきです。或いは御当人たちは『俺たちは正しいことを言っているだけだ』と仰るかも知れませんが、正しいことさえ主張していれば全てがうまくいくなんて考えは悪左府や足利直義や方孝孺を知っていれば絶対に出てこない発想です。先人の功績をヒキアイに出す前に、もっと歴史の本質を勉強しましょう。何処の政党かは敢えて言いません、怖いので。
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徒然日記 ~2014/12/15~
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