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『BLACK LAGOON』#84感想(ネタバレ有)

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ロック「……昔々のお話だ。自分の値段をどうにも勘違いしてたバカな勤め人が一人いて……そいつは会社と上死が垂れた全ての後始末を命じられ、そして、そいつはできると思った。それが全ての始まりだ」 to be continued ⇒


ちょっと待て!

次回は日本時代のロックの回想なのか?


興味深くはありますが、連載が再開してから話が全然進んでいないように思えるのは気の所為か? いい加減、敵味方がキッチリと分かれた鉄火場が見たいんだよなぁ。まぁ、ロニー・ザ・ジョーズの事務所にいたアルバニア人の件とか、馮亦菲の他にも色々と噛んでくる案件がありそうなので、そっちはそっちでキチンと描いてくれないと困るんですが、スポーツ漫画でもないのに、リアル8ヶ月で作中時間が半日しか経過していないのは正直どうかと思います。もうちょい巻いて下さい。


それはさて置き、今回もレヴィが可愛かったです。まみれでもね。人生経験の点では玄人(バイニン)気取りのレヴィですが、恋愛に関しては奥手にも程がある。アニメ版の様々な回想場面から察するに確実に処女じゃないですが、同時に恋愛経験もないと見た。そうでなけりゃあ、馮亦菲に対する態度が納得できない。以下、レヴィと馮亦菲の会話の要約。


レヴィ「何かさー、ロックが思っていたよりもヤバイ奴でさー。ぶっちゃけ、お花畑脳のあたしはドンびきなのよねー。まぁ、そういうのも嫌いじゃねーんだけれども、目の前を半裸で彷徨いても全然ウルフにならないっていう腐れ縁みたいな関係を清算したいのよー。そんなわけでロックと波長のあいそうなアンタの案件に関わることでアイツのあたしに対する気持ちをハッキリさせたい、みたいな? でも、それでロックがアンタとくっついちゃったら絶対に後悔すると思うのよねー」


馮亦菲「おまえは何を言っているんだ?」


レヴィ「それと、重要なことなんだけれども、アンタは何でロックに目をつけたん? これ、返答を間違えるとアンタの額に新しいケツの穴が開くことになるから慎重に答えてね♪」


馮亦菲「それなりに人情を持ちあわせて、且つ、ロアナプラのルールにも精通しているっぽいように見えたから。恋愛感情とか全然ないから


レヴィ「よし! 合格!」


簡単にまとめると上記のようになると思いますが、本編ではいい意味でウダウダクドクドネチネチオドオドという感じで遠回し遠回しに馮亦菲の真意を探ろうとしていました。殆ど女子高生と変わらん。しかも、たったこれだけのことを聞き出すのに乾酒×5本&バカルディ×4本&オールド・オーバーホルト×1本を開けなきゃいけないとか、どんだけ恋に臆病なんだか。レヴィ可愛いよレヴィ。レヴィはロックの本心を明らかにする&馮亦菲は生への活路を拓くという利害が一致した女二人でしたが、ロックの都合はガン無視ですか。そうですか。


そのロックですが、冒頭に記した今回の〆の台詞は意外でした。ロックがロアナプラに関わるようになった最初の事件。あれは会社が岡島禄郎には何も真実を知らせずに、イザとなったら簡単に斬り捨てる対象として扱っていたと思った(というか、そうとしか解釈できなかった)のですが、実はロックのトラブルシューターの気質は日本時代から既に顕在化していたようです。そうでなければ、冒頭の台詞のように会社の後始末を自ら買って出るような真似はしないでしょう。これ、かなりの設定変更だと思いますが、その意図はロックと馮亦菲を徹底してシンクロさせるためでしょうね。ロックと同じように上役にトカゲの尻尾斬りされた馮亦菲ですが、彼女はそうした危険も込みの役職に就いていた筈です。そうなると、ロックも何も知らされずにトラブルに巻き込まれたのではなく、ある程度の覚悟をもって事件に首を突っ込んだ&シクったという設定でないと、両者は同一の存在ではなくなってしまうということだと思います。この設定変更が吉と出るか凶と出るか。


あ、そういえば、レヴィがいたのに『イエローフラッグ』は無傷のままでした。これは珍事。よかったね、バオ。


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