あなたに一番近い猫は…

トラブルがあるとすぐにテンパってしまうのが悩みの種なのですが、それは。
やはり、一番アテになるのは自分の夢占いという思いを確かにしたアメブロの企画と共にお送りする三カ月ぶりの徒然日記。仕事がメチャクチャ忙しかった……というか、この先も忙しい&『真田丸』と今年に入ってからの『相棒』が面白くて、感想記事に掛かりきりというのもありましたが、一番の要因は世間で騒がれていた話題に全く食指が動かなかったためでしょう。他人様んちの家庭の事情には一片の興味もありませんし、四十絡みのおっさんが会社の待遇に不満を漏らすなんぞ、世に珍しい話でもないと思うのですが、私の感性は世間から大きく乖離しているかも知れません。何れにせよ、日本は『独裁者も革命家も誕生しないありがたい国』という内海課長の評価を改めて実感した次第。これ以上は詳しく書きません。怖いので。
今回も最近鑑賞した作品の感想をつらつらと述べていきましょう。御題は二作品。
まずは昨晩第二話が放送された、
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です……が、現時点で単品の感想は書かずに終わると思います。冒頭で述べたように色々と立て込んでおりますし、何よりも私が原作の内容を殆ど忘れているという笑えない状態にあるので。いや、まさか、タンダの名前を思い出せないとは……年齢は取りたくないものですねぇ。
それでも、内容に関する感想を述べるとすると……やはり、日本の実写ドラマにファンタジーはハードルが高いかなぁ。ストーリー面でも意気込みが暴走して空回ししているシーンが結構見受けられました。まぁ、その辺はスタッフロールで『風林火山』や『龍馬伝』の方々の名前を見て納得。やりたいことが多過ぎると物事の優先順位を決められない、前のめりな心意気の持ち主が集結してしまったようです。ある意味で褒め言葉。
逆に安定して面白いのはバルサとチャグムの掛け合いシーン。バルサに毒味させるチャグムとか、ナージの魔除けを巡る口喧嘩とか、腹を抱えて笑ってしまいました。ギャグシーンが面白い作品は概ね視聴に耐え得るというのが私の持論。そして、俳優陣のチョイスも個人的にツボ。特筆すべきは帝を演じる藤原竜也さん。平幹二朗さんを措いてのトメクレということで、余計なお世話と思いつつも『おいおい大丈夫か』と心配しておりましたが、全くの杞憂に終わりました。アニメでは掘り下げた描写はなかったものの、この帝は原作では大概なクズで、それを演じるのがクズ役に定評のある藤原さんですから、相性が悪いワケがない。しかも、妙にカッコいいんだよね、この帝。藤原さんと平さんがいることで、宮廷シーンには舞台劇の雰囲気が漂っております。ついでに先述したタンダを演じる東出さんもハマっています。この人は朴訥なイケメンが似合うのでしょう。昨年の久坂というキレ者系のキャスティングにはムリがあり過ぎたよ。
取り敢えず、今年分の視聴は継続の方向で。完結までに@二年かかる作品なので、第二部放送前に今年分を再放送するでしょうし、その時に気が向いたら、感想記事を書くかもです。『今、原作読み直して感想記事書けばいいじゃん』という御意見もあるでしょうが、本当に時間がないのよ。何故って、
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に夢中なんですよ! これは面白いよ! どのくらい面白いかというと、本作に夢中になっている所為で、録画してある『ダウントン・アビー』と『刑事フォイル』の最終回を見ていないくらいですよ!
詳細はネタバレになるので伏せますが、本作はロースクールの学生たちが起こしたメインの事件と、その他の通常の裁判の事件が、時系列を無視した矢継ぎ早の同時並行で描かれており、画面から一時たりとも目が離せない。通常の事件では真相を解明する一方、メインの事件では真相を隠蔽するというように、物語の本筋が真逆のベクトルで構成されているにも拘わらず、その矛盾が堪らなく面白い。全く方向が違う二種類の流れるプールの境目に放り込まれたかのような感覚といいますか。圧倒的な疾走感。ノンストップ・エンターテインメント。古い言葉でいうと巻を措く能わずという奴です。この言葉も私が作品を図る基準の一つで『ダウントン・アビー』や『ウォーキング・デッド』もそう。自宅でのDVD鑑賞という、何時でも『ながら見』が出来る環境での視聴で、他の事象に目が向かないというのは作品に相当のパワーがなければできません。『刑事フォイル』も面白いけれども、作中で気になるフレーズが出てくると、検索のためにスマホに手を伸びてしまうからなぁ。その点、本作は鑢で砥がれた極細のタングステンワイヤーが張り巡らされているかのような緊張感の連続で、視聴を終えるとドッと疲れてしまうほど。こんな作品は滅多に巡り合えるものじゃない。タイトル借りして後悔しなかった稀有な例。ちなみに『マン・インターン』は5分で視聴をやめました。何でしょう、あの作品から滲み出るたぶちん臭は。
そして、タイトル以上に本作を支えるのが、ヴィオラ・デイヴィス演じる主人公アナリーズ・キーティング。畏怖さえ覚えるリーガルモンスターっぷりと、どうしょうもない人間的未熟さを併せ持つキーティングの存在感は圧倒的の一言に尽きます。吹き替え陣も豪華絢爛。旦那さんと共に深みのある色気が持ち味の五十嵐麗さんを筆頭に平川大輔さん、浅野真澄さん、楠大典さんといった名優揃い。でも、一番のツボは本作で一番マトモそうに見えるレベッカ(本作を御覧の方は御存知と思いますが、この時点で既に色々とおかしい)を演じるのが豊口めぐみさんという件。『ストレイン』のハッカー女といい、ハスッパな女を演じさせたら、右に出る者はいない豊口さんですが、その原点は『ブラックラグーン』のレヴィこと、レベッカ・リーなんだよなぁ。
唯一の気がかりは本作が既にシーズン3まで制作されているということ。いや、現時点では中盤の山場である篝火パーティーの真相回の次までしか見ていないけれども、このネタ一本で三期引っ張るのは流石にムリじゃね?
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